ユイさまにいただきました。
莉啓 「なんだ、これは」
怜 「見合い画だってー」
莉啓 「──!? 誰と誰の見合いだ!?」
怜 「この絵で悠良ちゃんと関係なかったらすごい」
悠良 「仕事よ。相手に近づくための」
莉啓 「仕事とはいえ……! こういうくだらないことを考えるのはどうせ怜だろう!」
悠良 「くだらなくて悪かったわね。おもしろそうだから、といいだしたのは私よ」
莉啓 「……いや、悠良が自分で決めたならいいんだ」
怜 「いいのかよ! 俺は反対だぞ。悠良ちゃんはねー、わかってない、わかってないね」
悠良 「何がわかっていないの。良くないことになる前に、あなたか莉啓が来てくれるでしょう?」
莉啓 「もちろんだ」
怜 「いや、行くけどさー。ほらほら啓ちゃん、この軽率なお嬢さんになんかいってやんなよ。これ、俺が決めた案だったら猛反対だろ」
莉啓 「…………」
悠良 「莉啓も反対なの?」
莉啓 「……悪いが、悠良、演技とはいえ見合いは反対だ。良くない」
怜 「ほーらね。どうしてもやりたいなら、俺と啓ちゃんの屍を越えて行け!」
悠良 「じゃあやめるわ」
怜 「わ、あっさり」
莉啓 「そうか! よかった。そうだな、それがいい。さあ、夕食の準備をしよう」
悠良 「今日はお魚が食べたいわ」
莉啓 「よし」
怜 「啓ちゃん……なんか輝いてて眩しい……」
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癒しオーラにくらくらです。ありがたや。