いーじーさまにいただきました。第二弾。
怜 「お、鳥の巣発見! いいねえ、俺こういうの好き。たまには木の上を行くのもいいね」
莉啓 「木の上を行くといいだしたのは、まさかそれが理由か。時間の無駄だ、早く行くぞ」
悠良 「眠いわ」
怜 「いや、俺が木に登るっつっただけで、なにもおまえらまで来なくても」
翠華 「そんなことより怜、僕といっしょに行こう」
怜 「おま……、話の流れ総無視だな」
翠華 「だってソレ、何がおもしろいの。食材じゃないか」
怜 「──! マジか! この冷徹野菜め!」
翠華 「スイカじゃなくて翠華だよ。怜はおちゃめだなあ」
悠良 「……いまの、私や莉啓がいったらすごく怒るのに、ほんと翠華って翠華よね」
莉啓 「おい、丸い野菜、そもそもなんでおまえが同行しているんだ。散れ。それから怜、おまえの目の前のものは食材だ、捕獲しろ」
翠華 「だーれが陰険術士のいうことなんて聞くもんかー。ぶっぶー」
莉啓 「…………(怒」
怜 「……そうか、いまわかったぞ! 俺は翠華の傍若無人っぷりを見習えばいいのか! なんだかんだで俺ってイイヤツだから、いつも貧乏くじになるんじゃ!?」
悠良 「怜、心の声がだだもれてるわよ」
怜 「というわけで実践! だれが啓ちゃんのいいなりになるかぶっぶー……──って包丁!? かまえるの早ッ!」
莉啓 「いいから早く行くぞ。(キラリ」
怜 「……ハイ……」
***
本当に旅のワンシーンのようです。感動。
一行にナチュラルに翠華が混ざることはあり得ないと思いつつも。もう私も混ざりたい。