麻葉紗綾さまにいただきました。
怜 「ただいまぁ──あー、今日も頑張った、……って……、あああ! メシ! 何をあたりまえに二人だけで!」
悠良 「お帰りなさい、怜。うるさいわよ」
莉啓 「もう少し静かにできないのか」
怜 「いやちょっと、なんでこの構図で俺ワルモノみたいになってんの、明らかにかわいそうなの俺でしょ! が、頑張ったのに! 今日もとっても頑張ったのに!」
莉啓 「窓の外を見ろ、まだ明るいだろう。明るいうちに帰っておきながら、何を堂々と。恥を知れ」
悠良 「そうね、まだ明る……──あら? …………」
莉啓 「どうした、悠良。……む?」
悠良 「いえ、気のせいだったわ」
莉啓 「ああ、気のせいだな」
怜 「くそぉぉぉう、ぐれてやる、ぐれてやるぅぅぅ!!」
翠華 「……ああ、怜、かわいそうな怜、僕の怜がどうしてこんな冷遇を受けなければいけないんだ……僕といっしょに行動していればそんな思いは……(ぐ~ぎゅるるるるる)。──。お腹減ったから帰ろっと」
怜 「──ってわけでさ、ちょっと俺の扱い悪すぎすんじゃないかと思うわけ」
翠華 「ほらほら、だからいってるでしょう。ツンツン天女や陰険術士なんてやめて、僕と行こうよ。楽しいよー」
怜 「……おまえが俺ほっといて一人でメシ食いに行ったのも知ってるぞ」
翠華 「──(ギクッ)、れ、怜、それはほら、なんていうか、……ほら、空腹には勝てないじゃないか、誰だって」
怜 「ふーん。へーーーえ」
翠華 「ちょ、ちょっと怜! 日ごろの恨みを僕にぶつけるのはどうなのかな!? それってちょっと違うんじゃないっ?」
***
もう本当にすぐそこに彼らがいそうです。脳内で会話がまだまだ続いてます。